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03 家を建てるプロセス  「夏が来る。」

2003.07.08
真冬に引越しして来たので、この家で始めての夏だ。
実は夏の事がすごく心配だった。
3Fが天井裏のないつくりなので、寝室が暑いのじゃないかと。
反面、冬はとても暖かかった。
私は寒がりな方なのだけれど、我慢無く、ヒーター無しでも眠れた。
ちなみにどれくらい寒がりかというと、スキーは絶対にしない。
秋を過ぎたらブーツを履かずにいられない。
もちろん、11月頃から皮の手袋は欠かさない。
クリスマスを過ぎると「お水そのもの!」などとと言われようとなんだろうと、
会社に行くのも毛皮のコートを着たくなる。
極限まで我慢するんだけれど、結局年明けには、着るはめになる。
スーツの下にはババシャツ。冬場は火のないところでは着替えができず、
1Fのクローゼットにまで、エアコンをつけて貰った。
冬場は、タイマーで運転して、着替えるだけのちょっとの時間のために
電気代を使っている。
真冬には、部屋の中でもフリースのロングパンツの下に、
防寒用の下履きをはいている。もちろん足元は靴下にボアのスリッパ。
前の住まいでは、冬場は浴室の中にバスタオルを持ち込んで、
拭いてからでないと、寒くて脱衣所に出られなかった。
そんな根性なしの寒がりな私でも、新居の寝室は
雪が降るような寒さの日、数日、寝る前に、ちょっとだけ、エアコンをつけただけだった。
主寝室にガスの配管をしたけれど、寒がりな私でも多分使わないだろうと言う感じ。
2Fはやっぱりガス暖房にして良かったと思っている。
家に一日だれかいる場合は床暖房は有効だけれど、
我が家の場合のように、朝と夕に家で生活するパターンでは
ガス暖房はすぐに暖かくなって良い。
ともあれ、これから夏が来る。
関東の夏の前には、梅雨がある。
今年は5月から雨がちだ。
屋根にある隙間のお陰で、帰宅時によどんでいる感じがすることは無い。
それ以前に、ガラスのサッシが殆ど、外にナナメに開くタイプなので、
風が強くなければ、雨でも少し開けて行っても、吹き込む事は無い。
帰宅してもむっとする事無く快適だ。
今のところ、じめじめしたり、カビっぽかったりする場所も無い。
実に快適だ。
心配なのはこれからの夏だ。まだ6月だというのに、
ちょっと天気の良い日は3Fではノースリーブでも暑い。
心配だ心配だ。実に心配だ。
寒がりな私だが、根性なしは夏にも弱い。
多分、私は昔は蛇だったのじゃないだろうか?とおもうくらい、 自分で体温調節ができない。
暑いと熱くなり、寒いと冷たくなる。
そして、脱いだり着たりを繰り返す。
GWから先、10月頃まではキャミソールと長袖の羽織モノで過ごす。
暑かったら子供2人を育てた立派な腕を遠慮なく見せる。
腕は立派なのだが、実は私は殆ど子供を抱っこしていない。
子供二人とも0歳から保育園に預けているから、というのもあるが、
根性なしなので、太さは立派だが、力が足りないのでどうしても
ぞんざいな抱っこの仕方になる。指に力が入ったり、荷物のように
担いだりしたくなってしまう。
「重いよ〜」などと弱音を吐かずに、がんばって抱っこするのだけれど、
子供が嫌がる「パパがいい〜」といって木から木へ飛び移る サルのように夫に飛び移る。
このまえ、スーパーのレジに並んでいる間、もうすぐ3歳になる娘をだっこした。
混んでいたので、ずっと抱っこで疲れただろう夫に、買ったものを渡し
娘と一緒に車で待っていてもらおうと思ったのだけれど、
「ママがいい〜」というので、息子と夫が車へ戻った。
すぐ脱走してスーパーの中を駆け回るので、
ひょいと ( 瞬発力はある ) 抱えると、うれしそう。
めったに抱っこしてもらえないので、公衆の面前だろうと何だろうとうれしそう。
どこでそういうのを覚えるのか、私の顔を両手で挟み「ママ可愛い」と言ったり
公衆の面前でチューをしたりする。
すごい美人の友達に聞いた話だけれど、
小さい子供には、うちのママが一番可愛いと
本心からそう信じ込んでいる時期というのがあるらしい。
当時は「そりゃ、あなた美人だからよ!」って思っていたが、
どうやら、そのうわさは本当のようだという事が明らかになった。
チューぐらいなら、懐の広い私のこと、ひきつりながらも笑っていたがそのうち、胸を触り始めた。
赤ちゃんだった頃の事覚えているのかなぁと 思いながらも、かなり困った。
やり始めるとしつこいのが子供というもので
周囲の人も見て見ぬ振りをしてくれてはいるが、さすがに、視界に入る 人は気づくだろう。
娘に面白がられないように、淡々と言ってみる「や · め · て」
今度は、、、ギューされた、、
夏ブラというのだろうか、立派な腕の割に貧弱な胸をカバーする
下着を着けていたので、ぜーんぜん、痛くなかったけど、
本当に困ったものだ。
っと、そんな訳で、普段しない抱っこをすると大変な目にあう事が実証された。
これからは躊躇する事無く、きっぱりと夫に任せる事にしよう。
とはいえ、あの家の寝室は、きっと夏は暑いはずだ。
1Fはとっても涼しい。
3F建ては1Fと3Fでは北海道と沖縄ぐらい気温が違うというのを、
建築前に堤女史から聞いたが、本当だと思う。
夏になったら、客間用に作ったが、いまだダンボールがたくさんある、
1Fの和室で寝ようと言う計画もある。
寝るためにはあそこのダンボールを片付けないとならない。
スーツケース · 座布団 · 駄目だったダイニング用のお下がりの
ペンダントライト · 実家から持たされた5月人形 · 
引越し挨拶用の賞味期限切れのクッキー · お客様用布団2セット が現在の主な荷物。
夫のものだがスーツケースはオークションに出品して、
ペンダントライトと5月人形は実家に送り返して、
クッキーはパントリーに移して、
座布団と布団は一度洗って、カバーをかけかえればいいだろうか?
客間に家族が寝るから、真夏にお客さんは呼べない。
真冬に客間で寝るお客さんは寒いだろうと思う。
この間取りで良かったのか?
この着付け室という名目の客間を見るたびに思う。
本当は着ない服をもっと、クロゼットから片付ければいいのだ。
そうすれば、お客様用布団もクロゼットに収納できる。
古い服を捨てるためには、新しい服が必要。
新しい服には、素敵なプロポーションが必要という訳で、
客間で寝るためには、ダイエットと買い物が必要という訳だ。
これを読んだら夫は呆れるだろうな。
どうか、読みませんように。
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