S3-HOUSE

『S3-HOUSE』にお住まいのクライアントが、執筆してくださいました。

01 It's challenge!

2006.04.05
毎朝、高さ2m×横11mの全面ガラスから飛び込んでくる軽井沢の四季を眺めながら飲むモーニングコーヒー、最高です。
春は新緑と野鳥のさえずり、
夏は緑いっぱいで高原らしい涼風、
秋は雨のようにそこらじゅうを舞っている落ち葉、
冬は冬で、一面の雪景色。
これが、ダイニングに座ったままで満喫できちゃうんです。
「いい家を作りましょう!」
今から2年半前、山嵜雅雄建築研究室に我が家の設計 · 管理をお願いすることに決め、
正式にご挨拶に伺った我が家族に、開口一番、山嵜さんがかけてくれた言葉です。
あの山嵜さんの言葉から、まさかこんなことになるなんて、思いもしませんでした。 ( モチロン、良い意味で、ですけどね。 ) 
さてさて、ご挨拶が遅れました。
s3-HOUSEを山嵜さんに建てていただいた我がファミリーは、
妻、長男、それにワタシの3人家族です。
おっと、「山嵜さんに建てていただいた」なんて言うと、
山嵜さんに怒られちゃいますね。
我が家は、言うなれば、
山嵜雅雄建築研究室と我が家の化学反応でできた反応物?
みたいなものでしょうか?
もちろん、山嵜さんやスタッフの山野辺さんの占める割合が大きいんですけど、
それじゃ我が家は添加物みたいにほんの少しの割合しか占めていないのかっていうと、
そんなことはなく、我が家の要望を聞かずに我が家の顔を見ただけではあの家は決してできないし、
やはり、我が家は、山嵜さん、山野辺さんのアイデアと知恵と知識とその他もろもろと、我が家が言いたい放題したワガママとが、
ぶつかり合ってミックスされてこねくり回されて昇華された結果、
カタチとなったものだと思うんですね。
さて、最近良くTV等でも見聞きする、「建築家」、「リゾートライフ」なんていう、流行の最先端を行っているかのような我が家ではありますが、
山嵜さんにお願いした当初から、
↑のような、絵に書いたみたいなリゾートライフを送ろう、
今のような家を建てよう、なんて考えていたわけではありません。
ここに至るまでには、様々なチャレンジがあったんです。
首都圏からの脱出にも勇気がいるし、
建築家への依頼だって、夢にも思っていなかったし、
依頼したはしたで、予算はぜんぜん足らないし、
出来上がってきたプランは、思いもしないものだったし、
いざ家ができて、木々に囲まれた、今までとは全く異なる環境での生活は、
「はじめて」のことばかり、驚きの連続だし、
それこそ、何から何まで、チャレンジの連続でした。
また、我が家に限らず、山嵜さんや山野辺さんも、
無茶苦茶な要望をして、勝手に夢に希望を膨らませてランランとした目で見つめておきながら、そのくせ予算は超少ない、という我が家のおかげで、
デザイン、間取り、構造、材質等々、
ありとあらゆる面で大変な苦労、いやいやチャレンジをしていただいたような気がしています。
そんな、チャレンジの結果、得られた我が家、我が家での生活、新しい環境ですが、いうまでもなく、とても快適です。
また、ここまでのチャレンジの過程、結果により、
人生のあり方、これからの自分の生き方についても
いろいろ再考することにもなりました。
そんなこんなの経緯や現状の楽園生活、その他モロモロについて、
次回以降つづって行きたいと思います。
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